2007 音我苦①~漂泊~
さて前回のこじまのプロフィールは
でした。
元のメンタルクリニックの先生のところに
戻ってからは少し安定しだしました。
もちろん服薬で安定させなきゃいけない状態
という意味です。
とりあえずの命拾いに感謝をし
音楽活動で一旗揚げるための
ひとまずの再起動を果たします。
でも。。。
まだアルコールは辞めきれなかった。
断酒したり再飲酒したり。
もちろん当時に栄養のことなど
ほぼ考えたこともなかった。
服薬していればそのうちに
治るものだと思っていました。
一人暮らしですから
食事はめちゃくちゃでした( 一一)
- コンビニ弁当
- スイーツ
- 人工甘味料糖質ゼロ飲料
- 飲むときは朝からアルコール
- スナック菓子
- パン
- ラーメン
- 揚げ物
顔から背中までべちゃべちゃした
ニキビがよくできてました( 一一)
腹もよく壊したし嘔吐もしていた。
あ。でも
意外と健康志向な面も
あったのかサプリメントも
ちょこちょこ飲んでました。
2004~2006年当時は
うつ病に効くと言われていたハーブ
セントジョーンズワートなど。
※セントジョーンズワートは
別名をセイヨウオトギリソウと言います。
うつ病や不眠に使われる
ハーブとして有名。
いま振り返っても...
ハッキリ言って
効いてなかったと思います( 一一)
お薬が効いていたかも
怪しいもんだったけど。。。
身体を徹底的にクリーンにして
メンタルも引き合うように
バランスが取れていくのは
バンド活動を引退し肩の手術をして
第二の人生を考え始めた2012年です。
(10年服用した精神薬を完全断薬していきます。)
時は2007年。
状態は少し持ち直し
自分が描いた夢の舞台に
近づいていると確信を持ちます。
が...。が...(笑)
ブレーキを全力で踏みながら
フルスロットルで
アクセルをオンにしたような
人生の歩み方。
どこかなにかが間違っている。
それはわかっている。
でも貫き進むしか人生の下克上は
叶わないんだ!という若氣の至り。
行くところまで行きつかないと
掴めない答えもあろう...。
たぶんこの類の人生の解は
親や先生や友達
職場の上司や先輩に
教えられる種類のものではない。
自分で見つけにいくしかないんだ!
( `ー´)ノ
ところが...
心身が壊れてくる(@_@)
心に嘘はつけても
身体はすでに証明している。
心身の破壊という”軋み”は自分を俯瞰し
人生の再建に向かう”布石”となるのでした。
というわけで今日の記事は
終わりの始まり。
「音我苦①~漂泊~」
こじまミュージシャン編です。
病みながらもなんとか前へ進む
無謀なひとの人生を
小説感覚でどうぞ(笑)
2007-2010 バンド活動絶頂期
割とね、乗ってたんですよね('ω')ノ
ライブしてオーディション受けて
イベントに出て
ラジオに出て
イベント主催して
事務所に所属して
ファンができて
バンドリーダーもして。
CDも出して
プロモーションビデオ作って
メジャーで活躍している
セミプロの人脈もできて
髪も金髪にしてピアスして(笑)
ライブを見に来てくれる高校生たちが
自分らに憧れて
- ベース始めました。
- バンド組みました。
- アキさんあのフレーズ
どうやって弾いてるんですか? - アキさんあんな曲
どうやって作るんですか? - 好きな音楽はなんですか?
単純に嬉しかったですよ~。
おおっ!求められている!
たぶん慕われている!
演奏してても年下のギターキッズや
ベースキッズたちが
手元を凝視しているのがわかる(笑)
ライバルバンドともたくさん出会い
お互いに切磋琢磨して成長する。
また
いまもリアルに
世界ツアーやってるバンドの...
さらに先輩!
の人たちとも繋がるようになって
自分が求める世界が近づいてきている...。
あと少しかな...って。
それなりにイキって活動していました(^▽^;)
イキって活動できてる...とは
どういうことか?
それはひとえに
”自己肯定感”
”自己重要感”
”自己受容感”
”自己信頼感”が
内に芽生えているということ。
あなたもちょっとメンタルがしんどい時。
なにをやってもうまくいかず
眼光が濁ってると感じる時は
この4つを確認して欲しいです。
これらを失ったときに
ひとは文句と愚痴と否定と廃絶をして
うつ病になるのだと。
そういう意味で音楽と
関わるみんなとのコミュニケーションが
幾ばくかのメンタルの安定に
繋がっていたと認識しています。
ファン
あなたも応援してくれるひとがいたら
嬉しいですよね♪
ファン。勇氣づけられているのは
むしろ演者のほうだったりする。
でもですね~。
こじまのファンはですね~( 一一)
「ファンです...曲の。」
「カッコいいですね...。仕草が。」
「大好きです...手が。」
こらー\(-o-)/おれを見ろー\(-o-)/
この時期ですかね。
浅野センセもライブに来出したのは(゜_゜)
で。「Pain」という鉄版の曲がありまして。
浅野さんとファンの子たちが
熱弁を奮っているのですよ。
その席にこじまが乱入してひとこと。
「あぁ。Painね。
酔った勢いで10分で書いた。
ほとんど覚えていない( 一一)」
というファンの興奮と夢を
ぶっ壊すっていう流れを
個人的に楽しんでいたのは
ココだけの話です(笑)
P.S.
話がどんどん変異していって
しまいにはこじまがトイレで
3分で作曲したとかなんとか(゜_゜)
「なんでやねん。
トイレで生成したのは
う◎こだけやっちゅーねん('ω')ノ
お腹が痛かったから
Painなわけないやろ('ω')ノ
おまえらベースでしばくゾ('ω')ノ」
産み出しの膿出し
自分はなんで音楽を
しているんだろう??
バラードは失恋を歌うとウケる。
経験からの感情移入で
グッと来るんだね。
陰から転じる陽の瞬間に
心がクライマックスにたかぶる。
作曲も同じで陰→陽の瞬間に
溜まっていた負のエネルギーが
開放されぶわーっと
世界が広がることがあるんです。
病んで病んで
暗い暗い闇の。。。
究極にまで追い込んだ『キワ』から
新しい領域がフッと見える。
一瞬垣間見えたオアシスは
六感を研ぎ澄ませる。
この境地に入室できたときは
源泉が湧き出るように
自動書記のように曲が書けた。
詞も書きなぐった。鳥肌が立っている。
入り込んで一種のトランス状態
になるんでしょうね。
役者が役に入りきる...みたいな感覚かと。
完成した曲をメンバーに披露し
スタジオで煮詰めていく。
ライブで演奏する。
ファンの子たちの目をハートに
変えることができたら
まるで自分自身を
認めてもらえたような
恍惚感で胸がいっぱいになる。。
ところが...です。
よしっ!という満足感も一瞬の刹那...
いつも理由を探していた。
また飲んだ。ツラくて飲んだ。
嬉しくて飲んだ。祝い酒を飲んだ。
虚し酒を飲んだ。考えたくて飲んだ。
ひとりで居たくて飲んだ。
誰かと話したくて飲んだ。
なんにもないのに
...飲んだ。
そんなラチの空かないことを
何周もグルグルグルグル
無意味な旋回を繰り返しているうちに
あ!ああ!!
氣づいてしまった。。。
自分にとっての作詞作曲は
作品を生み出しているのではなかった。
自分の過去の鬱積物の
『膿み出し』だったのだ。
根本は同じだ。
環境のせいではない。
自らの内の問題だ!
この本質に氣づくために
10年ほどの歳月が
必要だったというのか!!!
イマイチ曲が作れなくなった。
新鮮さがなくなった。
もぎたての果実なのに
トキメカナイ。
新しいギターを弾いても
ベースの機材をチェンジしても
「それがどうした?」みたいな...(-ω-)
2011 音我苦②~清算~へと続きます。